始生代
始生代の名は、最古の化石が見つかったことから付けられた。だが、今では冥王代の化石も見つかっている。
始生代年表†
- 38億年前:最古の生命の痕跡 →生物が這った痕跡。
- 1/100mm以下。バクテリアのような生物。
- グリーンランド。イスア地方。イスアは「大地が果てて氷に変わる場所」という意味。38億年前の岩石が広い範囲に露出。
- 岩石の中を顕微鏡で覗くと見える黒い粒(最初の生命を作っていた炭素)。
- 最初の生命は300度の熱水の吹き出す深海で生まれた?
- 36億年前:アポロ17号が月で見つけたオレンジ色のガラス石が生成された時期:火山活動の証拠。
- 35億年前:最古のメタン菌の証拠 →西オーストラリアのピルバラ地塊の熱水沈殿。
- 20数億年前には、海のいたるところにメタン菌がいてメタンガスを発生させていた。二酸化炭素は少なかったものの、現在の500倍以上のメタンによって温室効果を得ていた。
- 30億年前:光合成生物の出現。
- ストロマトライト(岩石):シアノバクテリアの死骸によって大きく成長。現代のスイゼンジノリはシアノバクテリアノ子孫。
- 穏やかな波が打ち寄せる30年前の岩石の跡。ジャイアントインパクトの後、潮汐摩擦により時点速度が徐々に長くなり、潮の流れも穏やかに。
- 28億年前:シアノバクテリアの大量発生。酸素の増加。
- 26億年前:海が真っ赤に(→酸化鉄の大鉱床)。
メモ†
- 原始地球の大気の成分「水蒸気」「二酸化炭素」「窒素」→現在「窒素」「酸素」「二酸化炭素」
参考資料†
- NHK「地球大進化」(文字が灰色の箇所は、左記の番組の内容をまとめた部分です)