Apple純正光学マウスの不満点を改善する

Apple純正光学マウスの良し悪し

 iMacに付いている純正マウス(2009〜2012年頃のやつ)には、いいところもあるが、不満点のほうが多い。

良し

  1. タッチ操作が豊富。左右スワイプでWebページ等を左右にスクロールできる(上下ホイールしかないマウスの場合でも[Shift]キーを併用すれば可能)。
  2. その他にも、様々なタッチ操作が可能(アプリ「MagicPrefs」を使って細かく設定できる)。

悪し

  1. 重い。
  2. 動かしたときの反応がいまいち。しばしば反応せず、上滑りした感じになる。
  3. クリックしたときの反応がいまいち。しばしば反応せず。
  4. 単3電池が2本使われているので、頻繁に交換しなくてはならず面倒。
  5. Bluetooth接続が頻繁に切れることがある。

 そんなわけで長年USBマウスを愛用し、純正マウスは使っていなかったのだが、USBマウスが不調(しばしば無反応になる)を起こすようになってしまったため、仕方なく久々に純正マウスを引っぱり出してきた。

純正光学マウスの改善にチャレンジ

 以下は、上記の不満点が改善できないか試したことのメモ。

1. 「重さ」を軽減する

 マウスの「軌跡の速さ」を超高速にする。動かす量が減るので重さも感じにくくなる。

2. 「動かしたときの反応の悪さ」を改善する

 様々な素材の上でマウス操作を試したところ、たまたまあった黒い厚紙が最適なことを発見。この黒い紙を机に固定し、マウスパッドとして使うことで、反応がだいぶよくなった。

「光学式マウスには方眼紙」というセオリーも試したが、かえって動きが悪くなった。素材によって相性の良し悪しがあるらしい。

3. 「クリックしたときの反応の悪さ」を改善する

 下記の2つの方策でだいぶ改善した。

右クリックを使用不可に

「システム環境設定」→「マウス」で、「副ボタンのクリック」のチェックを外す。

 これで、マウスのどこをクリックしても確実に「左クリック」が行われるようになる。右クリック操作は[control]+クリックで可能だが、私はキーボードの左上の「半角/全角」キーのみで右クリック動作になるように設定して快適に使用している。

フリック操作を上下左右スクロールのみに限定

「システム環境設定」→「マウス」→「その他のジェスチャ」の3項目のチェックをすべて外す。これで、マウスのクリック時にスワイプ操作が誤感知されてもたつくのを防げる。

MagicPrefs」→「Configure Scrilling」で、1本指の「Vertical」と、2本指の「Horizontal」以外のチェックを外す。上下スクロールは1本指、左右スクロールは2本指に限定することで、誤動作がだいぶ減る。その他、クリック、タップ、スワイプ、ピンチ等の設定はすべてオフにする。

4. 「電池交換の手間」を改善する

 充電式の単3電池2本をフル充電し、常備しておく。入れ替えの手間をなくす方策は今のところなし。

5. 「Bluetooth接続が頻繁に切れる」トラブルを解決する

 昨日、マウスの電池交換後に久々にこのトラブルに見舞われ、「Bluetooth接続をいったん切る」「初期設定ファイルを削除して再起動する」等を試すもまったく効果なし。結局「電池とマウスの接点部分の金具をティシュでゴシゴシ拭く」という方法でなんなく解決した(解決に導いていただいたページ)。まずは物理的な原因を疑わなければと反省。

更新履歴

  • 2021.2.2:「悪し」の「5」と解決法を追加
  • 2020.6.13:公開

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